【化学】お酒のアルコール度数は体積パーセント濃度。アルコール度数10%のモル濃度を計算した。

化学 お酒のアルコール度数は体積パーセント濃度 アルコール度数10 のモル濃度を計算した

 
友人とお酒の話になったときに、お酒のアルコール度数XX%という言葉を聞いて、アルコール度数というワードに2つの疑問が出てきました。

 

アルコール度数の疑問

1.アルコール度数とは何か?

2.アルコール度数はモル濃度に変換できないのか?

 
大前提:この記事での「アルコール」とは「エタノール C2H5OH」を指します。

 

アルコール度数は体積パーセント濃度

化学を学んだ人が“パーセント”と聞いて迷うのが、「体積パーセント vol%」か「質量パーセント濃度 wt%」どちらであるかということ。

 
お酒のメーカーの技術担当に電話するのが正確で手っ取り早いのですが、Web検索したところ、お酒のアルコール度数は「体積パーセント濃度」であることがわかりました。

なお、お酒の濃度などに使われるのは、「体積パーセント濃度」だそうです。溶質の体積を、溶液の体積で割った割合のこと。

引用:http://suzie-news.jp/archives/11394

 
引用の記事では化学専攻なら誰もが知っている、齋藤勝裕先生の本を引用しているので、信頼度は高いです。

 
これで度数10%のお酒1リットル中には100mLのエタノールが含まれることがわかりました。

 

アルコール度数をモル濃度に変換

アルコール度数は体積パーセント濃度であることがわかったので、次に必要なのはアルコール度数の密度の情報です。

 
それに対する答えは、計量標準総合センター (NMIJ)のHPの資料によると体積パーセント濃度10%では密度が0.986g/cm3とありました。つまりアルコール度数10%のお酒1Lの重さは986gとなります。

 
参考のリンク:https://www.nmij.jp/~dsmnt-tech/cal-ver/alcohol.pdf

 
以下は計算になります。アルコール度数10%のお酒1Lには、エタノール100mLが含まれるため、

0.1*986=98.6

 
アルコール度数10%の1Lのお酒には、98.6gのC2H5OHが含まれます。

 
エタノールC2H5OHは46g/molなので、

98.6/46=2.143478…

 
小数点有効桁2桁で丸めると2.14mol/Lです。

 
結論として、アルコール度数10%のお酒のモル濃度は2.14 mol/Lでした。意外とかなり濃いなというのが正直な感想です。私は現在アルコールが飲めないのですが、お酒を飲むときにTipsとして知っていると面白いですね。

 
あとがき

Maxy
アルコール度数10%のお酒は約2mol/Lの濃度と、結構濃くて意外でした。たまには化学の記事で頭の体操もいいですね。宴会のネタにでもどうぞ。(理系の頭の中はこんなことばかり考えています。)

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