【書評】英語は3語で伝わります。どんどん話せる練習英文100

ダイヤモンド社様から献本がありましたのでご紹介します。本のタイトルは『英語は3語で伝わります。どんどん話せる練習英文100』です。

 
本書は先日私のサイトでも紹介させていただいた本、【書評】『会話もメールも 英語は3語で伝わります』の続編となります。

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コンセプトは前回の本と同様ですが、今回の本では内容を拡張し、100の例文で解説しています。

 

3語で伝わる英文作成のゴールデンルールとは

下記のルールが伝わりやすくシンプルな英文を作れると本であります。

  • It is… 構文を避ける
  • There is… 構文を避ける
  • 受動態を控える
  • be動詞から他動詞を使う

などなど。。*本書P.27より一部抜粋

 
誰が何をするかを客観的に表現する。これが伝わる英文なのだと本書を読んで実感しました。

 

なぜ例文が必要なのか?

英文の作成ルールを知っても、例がないと実際にはイメージしにくい。だから例文集がとても役に立ちます。本作では前作の例文の量をさらにストレッチして100の英文で紹介しています。

 
昔から「守破離」という言葉がある通り、物事には型がありそれをまず身につけることが大切です。その上で自分のアレンジしたいように本書は中学英語から卒業し、英文の型を身につけるのに適していると言えます。
ゴールデンルールをもとに英文を添削し、シンプルで伝わりやすい英文を作っています。

 

紹介例文1

My hobby* is gardening.
→I like gardening.

*P.38より抜粋

 
これはとてもわかり易い例です。be動詞の文章だと、My hobby is gardening.「趣味はガーデニングです。」と生き生きした文章ではありません。むしろ、「(趣味にするくらい)ガーデニングが好きです。」という意味のI like gardening.を用いたほうが会話や文章が生き生きするよね!というニュアンスになり、より相手に伝わりやすくなります。

 
*趣味のhobbyという単語は、結構硬い単語です。「本業以外で自らすすんでやることという意味」があり、楽器や写真等があげられます。音楽やテレビを受動的に聞き流したりするのはhobbyではありません。

 

紹介例文2

There are many nice places in Kyoto.
→Kyoto has many nice places

P.144より抜粋

There is/are構文は「…がある。」という意味ですがもやもやするニュアンスです。しかも大切な京都という情報が最後に来てしまい、最後まで聞かないとわかりません。それならばKyoto has (includes) many nice places.と、「京都がmany noce placesを持っている。」という英文のほうがよりダイナミックに伝わってきます。これはかなり使えそうだと思いませんか?

 

紹介例文3

I’d like to order a cup of coffee, please.
→I’ll have a coffee.

P.246より抜粋

どちらも全く同じ意味ですが、ニュアンス的に「コーヒーを注文したい。」と答えるよりも、「コーヒー飲むわ。」と答えるほうが自然です。日本語でもスタバとかでコーヒーを注文するとき、「コーヒーください。」って言いますよね。

 
などなど、100の英文の例を示しており、中学英語で習った間違ってないけどなんだかもやもやする文章を生き生きとした文章に変えてくれます。

 

あとがき

英語学習者のみならず、仕事で英文を扱う人にとっても役立ちそうです。実際私は弊社の海外向けの資料の英文を打ったり、英文のメールを入力する立場にありますが、役に立つフレーズが多かったです。また、コラムとしてP.168でお寿司ネタの日本語→英語の対訳がありましたがとても楽しかったです。これはさすがに全部知りませんでした(笑)。

 
TOEIC学習だけではなく、英語そのものの表現をもっと改善したいときに読むと参考になるはずです。最後に、献本いただきましたダイヤモンド社様に感謝いたします。