最近iPhone 6s Plusに付属していたEarPods with remote and micの調子が悪くなったこともあり、以前から気になっていたEarPods with lightning コネクターを入手したのでレビューします。
従来のEarPodsとの違い
この製品はイヤフォンジャックで接続する従来のEarPodsと異なり、iPhoneやiPadのLightningコネクタで接続するというもので、iPhone 7/7 Plusの付属品にもなっています。今回iPhone 6s Plusでテストしましたが、iPod nano第6-7世代には対応しておらず、本製品はiOS10に対応したiOS製品でのみの利用を想定しているので十二分に気をつけてください。
これはiOS10にオーディオのドライバーがバンドルされているためと推測されます。対応機種に関して詳しくはEarPods with Lightning Connectorでご確認下さい。
環境
iPhone 6s Plus(iOS10.1.1)
パッケージ
3000円程度とApple製品では比較的安価な製品ですが、パッケージはいつものなかなかしっかりとしたものになっています。こういうアクセサリー関係のパッケージにも気を抜いてないのが良い点ですね。
中身は本体と、マニュアルのみ。シンプルでいいと思います。 なおケースは付属されておらず、梱包は糊付けされており、一度開封すると元に戻すのは難しいかと思います。
iPhone 6s Plusとの組み合わせイメージ
iPhone 6s Plusと組み合わせたイメージです。Lightningコネクタがボトムセンターにあるため、見た目のバランスはとても良いので気に入っています。もちろんリモコンの操作(再生/一時停止/進む/戻る/早送り/巻き戻し等)も問題なく行うことができました。
もちろんiPhoneやiPadのコントロールセンターでは「ヘッドフォン」として認識されています。この辺りは従来のEarPodsと全く同じかと思います。
音質について
結論から言えば、エージングしたEarPodsとEarPods with Lightningとを比較して正直音の違いはほとんどありませんでした。DACがiPhoneであるか、Lightningコネクタどちらであるかの違いだとは思いますが、音量レベルを同一にした条件で差はありませんでした。
テストした曲は何度も繰り返し聴いた曲のみを使用しております。ショパンピアノ協奏曲第1番等のオーケストラでは、バックの演奏の音の解像度や情報量が足りないなと思いましたが、お気に入りのback number、Queen等のボーカル曲に関してはボーカルの音域を楽しめるので音自体はそれほど悪くないと思います。私がアニソンで1番好きなStrawberry Trapperもちゃんと鳴らしてくれるので外出先やランニングで音楽を気軽に楽しむなら十分でしょう。
その他気になったこと
本製品と接続中に別のイヤフォン/ヘッドフォンを接続するとあとから接続されたものから音が出力されます。またイヤフォンのコードがサラサラとした手触りとなり非常に絡みにくくなっており、タッチノイズは従来同様皆無です。欠点としては、実質Macで使用できない(Lightningメスコネクタがほとんどないことと、前述したドライバーの問題で)ことと、周辺機器を利用しない限りiPhoneを充電しながら利用できないところです。
あとがき
iPhone 7の付属品として同梱されている本製品で気になったので購入してみました。iPhoneがイヤフォンジャックをオミットしたしたため、EarPodsの主流はこれになることを予想して購入しましたがなかなか悪くありません。気に入っているのはiPhoneと接続したときに見た目がとてもスマートなところですね。
しかし、イヤフォンジャックタイプの方がMacと接続できたり、iPod nanoで利用できたりとメリットが多いので追加やリプレースで購入する場合は、お持ちのデバイスや周辺機器等の環境を考え、Lightningコネクタかイヤフォンジャックタイプどちらかを選びましょう。