iPod nanoとiPod shuffleが製造中止となり、いわゆるディスコンとなりました。いずれのモデルもロングセラーのモデルで、私は特にiPod nanoは愛用していたので、残念ですがここ数年新型の噂を聞かなかったので、ディスコンされるのも時間の問題ではないかなと思っていました。
今回の記事では、iPod nanoとiPod shuffleがディスコンされた理由を考察してみましょう。
音楽再生のデバイスとしてはiPhoneが強い。
iPhoneは2007年より初代が発売され、ジョブズはもともと電話ができるiPodだよ!と発表していました。もちろんiPhoneはiPodと同等以上に音楽再生を楽しむことができます。また、サードパーティのアプリも充実しており、音楽再生の機能に関してはiPhoneの方が有利なのです。
2017年現在、iPhoneのストレージは最大256GBものモデルが選択できるようになりました。ほとんどのユーザーであれば、「ストレージが足りなくなる」という現象に遭遇することはなくなったと思います。実際私は128GBのiPhone 6s Plusを二年間使って、「音楽のためのストレージが足りなくなる。」という現象は少なくなりました。
サブスクリプションタイプのサービスが増えた。
また、Apple MusicやSpotifyのようなサブスクリプションタイプのストリーミング音楽サービスの存在が強いです。常にネットワークに接続しているiPhoneは、オンラインでどこでも好きな音楽を聴き放題になりました。これはiPod nanoやshuffleは不可能であるのでとても大きな要因といえるでしょう。
もう1つ見逃せないメリットはわざわざiTunesにiPhoneを接続しなくても、聞きたい音楽を即座に検索・再生できるという検索製の高さも見逃せません。
Apple Watchでもっと手軽に音楽が聴けるようになった。(AppleがApple Watchをもっと売りたい。)
Apple Watchでも実はBluetoothを介して音楽を聴くことができます。もちろんストレージに制限はありますが、好きなプレイリストを同期して気軽に聞けるので、Bluetooth対応のイヤフォンを持っていれば、最も手軽に音楽を再生できるメリットが有ります。
また、ワークアウトのときには高い防水性が期待できるので、音楽を聞きながらトレーニングができる点から、コンパクトデバイスのApple Watchをもっと売りたいAppleの意図もあると思われます。
あとがき
以上からiPod nanoとshuffleがディスコンされた理由かと思います。私としては今後nanoの新型の第8世代が出ないのは非常に残念ですが、今後のスタイルとしてはiPhoneでオールインワンされていくのは仕方ないのかなと思いますね。
私のiPod nanoのバッテリーがもうかなりヘタっているので、最近はiPhoneやiPadで音楽を聴くことが増えてきました。それでもiPod nanoの第7世代は完成度も高く、名機だったと私は思います。