2017年の春に、iPadのアップデートが来るかとワクワクしていましたが、今回はサイレントアップデートということで、新しいiPadが登場しました。今回の記事では現在のiPadのラインナップについて簡単に書いてみましょう。
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本記事のまとめ
ラインナップが整理され、差がはっきりと出るようになった。
画像は現在のiPadラインナップ一覧です。(http://www.apple.com/jp/ipad/compare/より引用)
今回のiPadのアップデートで、iPadのラインナップはかなりすっきりしました。今までのラインナップは、
iPad Air 2
iPad Pro
iPad mini 2 or 4
と、買う側としては何がハイエンドなのかとてもわかりにくいものでした。もちろんiPad Proがハイエンドですが、もしかするとAirの方がProより軽いし速いと思った人も少なくなかったはずです。
そして今回のアップデートで、
iPad
iPad Pro
iPad mini 4
と、とてもラインナップがシンプルになり、買う側としてはとてもわかりやすくなりました。
新しいiPadとiPad Proとの差として、例えばiPad ProはApple Pencil(タッチペン、スタイラス)に対応していたり、画面にフルラミネーションを採用してIPS液晶なのにかなり見やすくなっていたりと、スペックに関してはiPad Proの方がかなり良く、まさにプロ仕様と言えます。
特にApple Pencilの使い心地は、例えるならまさに「紙と鉛筆」です。この価格帯の製品としては驚くほどのパフォーマンスを持っているので、従来の手書き製品しか試したことのない人は是非一度試していただきたいです。
特にピンクのローズゴールドのiPadが欲しいならiPad Pro 9.7インチしかありません。かなり高級感のある色なので、ここでも新しいiPadとの差がはっきりとしていますね。そのため、ハイスペックモデルが欲しかったり、手書きが必要なユーザーは絶対iPad Proを強く勧めたいですね。
新品のiPadが税込み4万円ジャストで買えるようになった!
新しいiPadの32GBのWi-Fiモデルは、なんと税込み4万円という低コストで入手できるようになりました。WebやLINE、メールなどのビュアーとしての用途であるのならiPadはとても優れたデバイスです。タブレットのプラットフォームで強力なアプリを数多く持っているiPadはiPhoneでは画面の小さいユーザーには是非おすすめしたいんですよね。
新しいiPadのスペックはiPad Airと同等以上となっています。iPad Airと比較すると心臓部にA9チップを採用したり、8MピクセルのカメラやTouch IDの搭載など、主に中身をアップデートしている形になります。性能的にはiPhone 6sと同等なのでかなりお得なプロダクトとなっています。2017年3月現在の最新のiOS10でもサクサク動作するスペックなので、特に問題なく2-3年は使用できるはずです。
また、セルラーモデルでも、税込み6万円弱とかなり入手しやすくなりました。個人的にはセルラーモデルを推奨したいので、セルラーモデルも手に入りやすくなったことは良いですね。
iPad miniのアップデートは無し
iPad mini 4は128GBのみとなりました。それに伴い、32GBの新しいiPadの方が1万円ほど安くなっています。おそらくですが、AppleとしてはiPad miniをあまり売る気はないのかもしれません。さらに中身はA8チップとiPhone 6と同等となっており、明らかに新しいiPadと差別化されています。
内部のチップのアップデートも無いので、AppleとしてはひっそりとiPad miniシリーズをディスコンさせたいのでは?と思っています。iPad miniはiPhone Plusシリーズと用途が競合する恐れがありますからね。
まとめ
ハイエンドが欲しい・お絵かきで使いたい→iPad Pro
お得なiPadが欲しい→新しいiPad
小さいiPadが欲しい→iPad mini 4
私はApple製品を買うときは妥協したくないので、そのときに入手し得る最高のものを入手するようにしているので、今購入するならiPad Proのセルラーモデルの128 or 256GBですね。ただ、私が今の持っているiPad Air 2セルラーモデルの128GBがまだまだ使えそうなので、今回のアップデートでのiPadのリプレースは無しかなと。
それでもこれから新規にiPadを購入される方にとって、新しいiPadは価格的にもスペック的にもとても魅力的です。これだけ値段が下がることは今まで無かったので、いよいよAppleも攻めてきたなというのが今回のアップデートの私の意見ですね。