私がよく言っているのですが、TOEICを真剣に高得点を目指しているなら英検2級を勉強することを推奨しています。
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私が英検2級をとったとき
英検2級を私が取得したのは高校3年のときでした。当時担任の先生に取得するようにオススメされて、1度は失敗したものの、2度目の受験で1次試験と2次試験を突破。そのおかげかセンター試験も理系なのに英語だけずば抜けていて英語が9割と大きな得点源だったことを覚えています。
英検2級の取得者はTOEIC500点以上が保証されるでしょう。私が大学一年生のときに授業の必修で初めてTOEIC-IPを受験しました。
そのときはリーディング260点リスニング250点の計510点でした。それが今までのワーストスコアになります。現在は1級取得に向けて学習しています。1級はTOEICを遥かに超えた難易度なのでまだまだ時間はかかりそうですが。。
TOEICの英文法のレベルは英検2級とよくマッチしている
英検2級の定義は、高校卒業程度と言われています。(各級の目安)英検2級は高校の英文法やクリティカルな英単語を網羅しているため、英検の勉強=TOEICの学習にもつながります。どの接続詞を使うのが正しいのか、この文章には形容詞がいいのか副詞がいいのか。。など、当たり前のことなのですが大切です。なにより英語のセンスを鍛えるためにはある程度基礎を学んでおかないと、英語はいつまでたっても上達しません。文法は高校の英語を知っていれば十分ですので高校卒業程度の英検2級はとても役に立つのです。
ちなみに私は高校のときに使っていた英検二級のテキストはこれ。CD付 絶対合格 英検2級 (高橋書店の英検シリーズ)と、7日間完成 英検2級予想問題ドリル (旺文社英検書)です。これらをちゃんと最後までこなせれば合格は近いでしょう。参考書類としてForestやDUOセレクトなんかもあると楽です。
2旧取得の目的はPart5の高速処理のため
TOEICで一番難しいパートは間違いなくpart5です。part6-7は穴埋め問題と長文なので、答えが文章中に載っています。つまり、ちゃんと読めれば解けます。(もちろん時間以内という条件がつきますが。)ですが、わからない単語は絶対わからないし、意味がわかりません。英文法もなんとなくいけるかもですが、自信を持って解くには基礎が大切です。そのため語彙問題や文法問題である、part5は高校までの英語文法が問われるので英検二級というのがちょうどいい難易度なんです。
TOEICの処理には時間配分がとても重要です。このpart5を高速で処理できるかが鍵を握ります。仮に今まで30分かかっていたpart5を25分にできれば5分時間のリソースをpart6-7に回すことができます。そうなると、今まで45分で解く必要があった長文に50分も割り当ることができます。単純に10%以上のリソースの増加です。これがとても大きいです。
そのためpart5を高速処理することでpart6-7は余裕を持って解くことができます。参考に私はここで当たりを漏らしたくないので、確実に当てるため消去法を使って25分前後で解くようにしています。
あとがき
TOEIC500点を目指す人は少なく無いですが、いきなりTOEICのテキストだけ勉強しても実はそう簡単に500点は超えないように設計されています。また、短期間でスコアを伸ばせたとしても、TOEICのスコアの偏差が大きくては意味がありません。
私としてはTOEIC学習者には急がばまわれでまずは英検2級の取得を勧めています。英検の場合、2次試験で面接もあるためライティング以外のリーディング・リスニング・スピーキングが必要となりますから総合的に英語を勉強できるので結果的に英語の総合力とセンスを鍛えることができるのです。