TOEIC・英検

英検(2,準1,1級)とTOEICの難易度の違い。どちらが簡単か、難しいか。

TOEICの受験歴が10年近くになっているMaxyです。TOEICと平行して英検も受験してきたので、今回はTOEICと英検(2,準1,1級)の違いについて書きたいと思います。私は英検3 準2 2 準1を取得しています。TOEICのMAXは885点です。
 

英検とTOEICのテストの概要

 
英検は長文に幅広く色々な話題の文章が登場します。アメリカの憲法、超電導、イギリスの民族の話など歴史や科学を含め様々なトピックです。TOEICではビジネスとライフスタイルに関する話題が多いのが特徴的で、架空の話題がほとんどです。
 
TOEIC 英検 難易度 2
 

英検のグレードとTOEICスコアの関係

英検2級は高校卒業程度とありますが難易度は決して低いものではありません。大学受験レベルなので、きちんと勉強しないと合格は難しいでしょう。単語レベルとしてはとても基礎的ながら、英語の文章を読むのに必須なものが多いと言えます。
 
近年ではライティング問題も追加されましたので、2級を勉強すると英語の基礎が築けます。TOEICの目安としては500〜600くらいでしょう。TOEICで500点を目指している人は少なくないですが、英検2級を取ることでTOEIC500以上を保証できるはずです。
 
英検準1級は2級の倍の難易度と言っていいでしょう。大学中級程度とありますが、外国語を専門とする大卒以外にとってはかなり難しいと思います。登場する単語レベルもimplement (...を実行する), perspire (汗をかく), fascinate (…を魅了する)などなどやや難しくなります。
 
語彙レベルに関して。英検2級と大きな壁があると言われています。単語はもちろん長文、ライティング、リスニングの難易度が一気に上がるので高校英語+αが必要になります。さらに2次試験の難易度も低くなく、ロジカルに意見を言えて説明できるレベルが求められます。2次試験でハマる人も少なくないはず。
 
ただ、準1級を取得した今となっては準1級は一般的な英語の文章を読むのには必須であるレベルだと思います。というのも、準1級の単語はビジネス文章や英語のニュース等では普通に出てくるレベルなのです。
 
英検1級は現在挑戦中です。正直これは難しい。必要な単語数が12000を超えてくるので、単語を覚えも覚えてもわからない単語がでてくる状態で、単語問題の難易度が段違いになってきます。長文もサイエンス、歴史、政治について幅広く出てくるので読み応えがあり、長文に関しては高い読解力が必要です。
 
ライティングは小論文なので、小論文の書き方のフォーマットはもちろん、それなりのロジカル力が必要です。リスニングも質も量も高く、1級限定の「インタビュー」では本物のネイティブがインタビュー形式でニュース番組のインタビューのように数分間トークがあり、これが結構難しい。
 
1級に関しては、勉強法がとても確立しにくいのも問題です。1級対策のテキストは難易度が高いため人気が無いのか少なく、自分でテキストやペーパーバック等を選択し、色々なジャンルの英語に触れる必要があるといえます。なので貪欲に色々な英語を吸収することが必要でしょう。
 
英検の級とTOEICスコアを自分の中でまとめてみました。私が今まで英検とTOEIC両方を受験した感じでは、結構実際的なもののはずです。TOEICは日本で人気の英語テストで、星の数ほどテキストがあるので対策しやすく慣れてしまえばある程度のスコアは取れてしまう場合もあります(再現性はともかくとして)が、英検は総合力が必要となるためテクニックはほとんどないのも特徴的です。
 
TOEIC 英検 難易度 1
 

あとがき

 
結論を言ってしまえばそれほどTOEICのテストは難しくありません。問題の難易度としては英検のほうが上です。TOEICと英検は比較されがちですが、私は種類が違うテストだと思っています。TOEICは数多くの問題を時間内に正確に処理 するかですが、英検は 英語そのものはもちろん、文化、サイエンス等バックグラウンドについてが問われていると思います。

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まきし

2014年よりWebサイト「Apple Compass」を運営しています。 メーカーに勤めながら大好きなApple製品とルアーフィッシングを中心に記事を更新しています。レビューのご依頼や記事に関する質問はお問い合わせフォームまでお気軽に。 ※当ページのリンクには広告が含まれている場合があります。

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