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auのiPhone 8, iPhone 8 Plus, iPhone Xが3G非対応になったことはauユーザーにはメリットが多い。

iPhone 8, iPhone 8 Plus, iPhone Xは日本国内のキャリアであるau (KDDI)では3Gは使用できず、4Gのみの利用となります。(リンク: http://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1082021.html)
 
結論として、auのiPhoneを利用する上ではエリア・通信・通話には問題ないので安心して下さい。3Gが使えなくなるからエリアが狭くなるという、Twitter等SNSの情報や、サイトの情報で勘違いされている方もいる可能性がありますので、少しだけ掘り下げて説明しましょう。
 

auの4Gのエリアは3Gと同等

 
auのHPを参照すると、4Gと3Gのエリアを確認することができます。これによると、4Gと3Gのエリアは差が殆ど無いので、3Gが利用できなくなっても特に問題ありません。auのネットワークに関しては、こちらで各エリアの電波の範囲を確認できます: https://www.au.com/mobile/area/
 
参考に関東周辺の対応エリアを定性的に表示してみましょう。
 
4G (800MHz)のエリア: http://www13.info-mapping.com/au/map/index.aspx?maptype=lte&code=13&l=35.690376204936,139.95338183047&z=2
 
IPhone 8 iPhone 8 Plus iPhone Xが3G非対応になったことはメリットが多い 1
 
3Gのエリア: http://www13.info-mapping.com/au/map/index.aspx?maptype=3g&code=13&l=35.690376204936,139.95338183047&z=2
 
IPhone 8 iPhone 8 Plus iPhone Xが3G非対応になったことはメリットが多い 2
 
4Gと3Gではエリアにほとんど差がないことがわかりますね。以上のことから、3Gを非対応にしても特に問題が無いことがわかります。
 

4G (LTE)しか使えないので通信が安定する

 
3Gと4Gの切り替わりが無いため通信速度の遅い3Gが先に受信してしまい、4Gに復帰するまで待つといったことがなくなります。これにより、常に高速の4GとiPhoneが接続するため、快適にインターネットを利用できます。
 

VoLTEを用いて通話と通信を同時で行える。通話音質もUP

 
iPhoneはマルチタスクなので、電話をしながらホームボタンを押して、別のアプリであるSafariやマップを見るなどを同時で行うことができます。中には電話をヘッドセットでしながら、マップで自分の現在地を確認すると言った使い方をする人もいるでしょう。
 
従来のauの3G回線ではCDMA2000という規格を利用していたので、通話と通信を同時に利用できない仕様でした。昔は上記のように、地図を見ながら電話することは難しかったのです。
 
しかし、4Gオンリーに切り替わることにより、通話も通信もLTEで行うことで、auでも通話と通信を同時で実行することが可能となりました。これは通話にVoLTE (Voice over LTE)という技術を利用することで可能となっており、もちろんiPhone 8も対応しています。つまり、iPhoneがauの3Gを使えなくなることに支障はありません。
 
他にも、VoLTEを採用することで、音声のビットレートが向上して電話の音質の向上にも繋がるメリットがあります。これも見逃せないメリットと言えるでしょう。
 
参考記事: http://www.kddi.com/yogo/KDDIサービス/au%20VoLTE.html
 
引用: https://www.apple.com/jp/iphone-8/specs/
 
IPhone 8 iPhone 8 Plus iPhone Xが3G非対応になったことはメリットが多い 3
 
以上より、auはiPhone 8で3Gに非対応でも、エリア・通話・通信に問題ないことがわかるはずです。
 
以下は参考程度にして下さい。3GはauではCDMA2000、docomo・SoftBankではW-CDMAという通信規格を利用していました。
 
IPhone 8 iPhone 8 Plus iPhone Xが3G非対応になったことはメリットが多い 4
 
それぞれのキャリアには歴史があり、2011年に発売されたiPhone 4sの頃まではこの3Gの通信規格を利用していました。auのCDMA2000方式は、通話をCDMA2000 1x、通信をEV-DOで切り替えて使っており、3Gでは通話と通信が同時に利用できない特徴がありました。参考リンクは下記。
 
W-CDMA: http://www.kddi.com/yogo/モバイル/W-CDMA.html
 
CDMA2000: http://www.kddi.com/yogo/モバイル/CDMA2000.html
 
しかし、現在これだけ4Gの利用エリアが3Gと同等になったことに加えて、端末もVoLTEに対応し始めました。つまり、どのキャリアでも4Gを利用する上では、3Gと同等以上の機能とエリアを利用することができるのです。
 

あとがき

 
「auのiPhoneは3Gに非対応になったため、エリアが狭い」という誤った情報をSNSで目にしたため、今回急遽記事として書かせて頂きました。

 
auのユーザーは機種変更の際にVoLTE対応のSIMに変更する必要があるようですが、これはiPhone 8, 8 Plus, Xの機種変更の際にキャリアショップから説明があるので特に問題ないでしょう。以上au版iPhone 8の購入を検討されているユーザーのご参考になれば幸いです。

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まきし

2014年よりWebサイト「Apple Compass」を運営しています。 メーカーに勤めながら大好きなApple製品とルアーフィッシングを中心に記事を更新しています。レビューのご依頼や記事に関する質問はお問い合わせフォームまでお気軽に。 ※当ページのリンクには広告が含まれている場合があります。

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