MacBook Pro Retina Late 2013のセカンドディスプレイにEIZOの“EV2450-GYR”を注文しました。
4K解像度 (3840x2160)の液晶は価格が下がり、DELLのディスプレイは円安にもかかわらず5万円を切る破格値となりました。しかし私はあえてこの時代に解像度2K (1920×1080)の液晶を選択しました。今回はMacBook Pro RetinaのセカンドディスプレイとしてEV2450を選択した理由を書いてみます。
23.8インチで2K解像度のIPS液晶でノングレア
初めは27インチを希望していましたが、デスクにMacBook Proと一緒に置くのがやや厳しいことが判明したため、MacBook Proと並べて使用するなら24インチクラスを設定しました。
私のMacBook Pro15インチの表示解像度1440×900とEV2450の解像度1920×1080を組み合わせて約3.4Mピクセルの表示領域がありるので外部液晶の表示領域は2Kあれば十分です。
4Kにしなかったのはノートブックの排熱を考えると、4K表示はそれなりの負荷をMacにかけることとなり、パワフルなiMacやMacProをメインマシンとするならまだしも、常用として4KディスプレイをMacBook Proに接続するのは排熱的にやや不安だったことが挙げられます。
液晶の駆動方式はIPS(In-Place-Switching)となっており、 ノングレアというのも私の希望でした。IPS液晶は視野角がかなり広く、私のMacBook Pro RetinaのIPS液晶は斜めから見ても色がほとんど変化なく、確かに綺麗です。
動きに弱いとされるIPS駆動ですが私はゲームをMacでいっさいやらず、主にPhotoshop画像の加工・作成や文章作成が主な用途なので特に問題ありません。ノングレアを希望したのは、長時間Macで作業するときに少しでも目の疲れが少ないことを希望したからです。文字中心の用途であるならば“しっとり”としたノングレアの方が長時間の使用は楽です。
憧れのナナオ製の液晶と国内メーカーを応援したい気持ち
今はEIZOという会社名ですが、かつて“ナナオ”として液晶の高級ブランドでした。私が大学時代に日立ハイテク社製のSEM(Scanning Electron Microscope)を使用していたとき、ナナオ製の液晶が設備としておいてあり、そのころからナナオのディスプレイは憧れでした。
私が選択したモデルは23.8インチ2Kと現在のスタンダードグレードとはいえ、実売4万円ほどでEIZOのディスプレイが購入できるのはいい時代になりました。また、三菱電機が個人向け液晶ディスプレイ事業から撤退したというニュースを見て、国内のメーカーを応援したいという気持ちもあります。日本の液晶ディスプレイメーカーはもう少ないけれど、これからも頑張って欲しいです。
国産で5年保証
液晶ディスプレイの生産国は海外製が多い場合が多々ありますが、このEIZOのディスプレイは日本製です。日本での生産にこだわっているというEIZOの思想もあるとは思いますが、品質の面においても日本製というのは安心できますね。購入日より5年保証というのもありがたく、長い保証がついてくるのはユーザーとして安心感があります。