私は大学3年生のとき、夏休みを利用して大学の近くの企業に2週間インターンシップに行っていました。インターンシップ先は半導体関係の工場で、開発部の作業をお手伝いさせていただきました。
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守秘義務があるので詳細についてはかけませんが、今回は当時の実体験を踏まえて大学生が企業にインターンシップに行くメリットを4つ書きたいと思います。
勤務先の社員に学生のうちにやっとけばよかったことを聞ける
社員と仕事以外にもプライベートのことや、仕事の考え方などを直接話すことができます。これらはネットで入手できない貴重なアドバイスですし、短期間しかいないのであれば失礼のない範囲で色々と聞いちゃいましょう。今だからわかるのですが、研修の受け入れ側としても質問があったほうが楽なのです。
学生にとって仕事に就くときの予習として、様々なアドバイスを貰えて刺激にもなるはずです。ただ作業をしにいくのではなく、常に疑問や質問を持った態度を心がけるとベターです。
三現主義を体験できる
三現主義とは「現場・現物・現実」の三要素を踏まえた考え方で、ナビゲート ビジネス基本用語では以下のように定義されています。特に製造業では徹底されています。
問題解決するときの1つの姿勢。「現場」に出向いて「現物」に直接触れ、「現実」をとらえることを重視する。 生産分野においてとくに重要とされてきたもので、日本の高度経済成長を支えた精神として認識されることもある。空理空論を展開するのではなく3つの「現」にアプローチすることは、あらゆる領域の問題解決において共通して重要である。
引用:https://kotobank.jp/word/三現主義-178775
三現主義はどんな業種でも大切な言葉です。私はクリーンルームに入って実際の製造ラインを見せていただきました。クリーンインストールがなぜ必要でどのようにして環境を維持し、製造ラインはどれくらいの規模であるかなどを直接見せてもらいました。当時の私にはよくわからなかったのですが、今の自分だったら多分目の色を変えて話を聞いていたと思います。
現在の社会人としての私の立場では、他社の製造ラインに入ることはほぼ不可能です。インターンシップでは社員と同様の扱いなので、現場を見れる貴重な体験をできるのが学生の特権と言えるでしょう。
新卒就活のネタになる
インターンシップで経験したことを起点に、面接でこういう体験をしたというネタで話せるし、インターンシップ先が同業種ライバルなら人事へのアテンションになるかもしれません。もちろんインターンシップで自分は何を得たのかを整頓して面接に望む必要はあります。
履歴書の面では大きなアドバンテージではないと思いますが、理系でインターンシップに行っている人はレアなので差別化できるかもしれません。
授業の単位がもらえることがある
私の大学ではインターンシップを1単位の評価Sとして評価してもらいました。大学院への進学を狙っている人はGPA GPSともに少しでも上げる必要があるので、単位がもらえるなら行って損はないでしょう。
あとがき
インターンシップは学生の特権なので、時間に余裕がある場合積極的に活用しましょう。学生のうちは企業の人と接するOpportunityは少ないので、少しでもレベルアップをしたい場合は是非検討してもらいたいですね。