スマートフォンも成熟期となり、多種多様な機種がこの10年間で発売されてきました。本エントリーでは4種類のコネクターについてそれぞれ解説していきます。
Micro USB
スマートフォンやタブレット、Wi-Fiルーター、デジカメなどのほとんどのデバイスにくっついています。2018年現在、iPhone以外のコネクタのほとんどがこれです。(写真はHuawei Mate 10 lite)
出力は5V 500mA、通信速度は最大480MbpsとUSB 2.0相当です。高速でも無いし、出力電力も大きく無いしリバーシブルでもありません。差込口が固くてなかなか入りにくいことと、裏表がわかりにくいので私はあまりこのコネクタは好きではありません。
後述するUSB TYPE-Cの方が性能的に優れています。スマートフォンのローエンドモデルにmicro USBをあえて採用することで、TYPE-C採用のハイエンドモデルとの差別化を図る場合もあるので今後もまだまだ生き残る端子でしょう。
USB TYPE-C
スマートフォンではハイエンドモデルや、MacBook、iMac 2017などに採用されています。写真はSONY Xperia xzです。
通信速度は最大10Gbps、供給電力はPower Delivery対応であれば100Wまででリバーシブルです。Micro USBと比較して、すご~く進化しています。
参考リンク:http://www.tij.co.jp/ja-jp/interface/usb/type-c-and-power-delivery/getting-started.html
使用感は充電が早くてリバーシブルなのが気に入っています。ケーブルの表裏を間違えることも無いので快適です。正直すべてこの端子で完結したいくらい。
Lightningコネクタ
2012年発売のiPhone 5から採用されました。2017年発売のiPhone Xにも採用されています。
スペックとしてはmicro USBとほぼ同等ですが、リバーシブルであることが特徴です。Apple製品のキーホードやトラックパッド、Apple Pensileなどに採用されています。
ケーブルには認証チップが内蔵されており、サードパーティはAppleにライセンス料を支払わないと製造できません。狙いとしては利益を出すことと、粗悪品を出すことを防ぐためと言われています。
Apple 30-pin
iPhoneだと4s以前の機種、昔のiPodやiPad第3世代までに採用されていました。
これもスペックとしてはmicro USBとほぼ同等です。やや抜き差しがしにくいのが欠点でした。現在はほとんどLightningコネクタに置き換わりましたが、中古品等で古いApple製品を購入するとこのコネクタが多いです。