毎年数回は必ず受験しているTOEICテストですが、今回は私がテスト前に集中するため、加えて最高のパフォーマンスを引き出すためにやっていることを書いてみましょう。
本気で集中するって本当に難しいのですが、9年近くTOEICを毎年受験し続けていくつか集中するコツがわかってきたのでご紹介します。ちなみにこれらは英検でも有効なので、英検で集中したい方にも参考になるはず。
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※この記事に書いてあることは私の経験則を基にした集中術です。スコアの責任は一切取りません。
TOEICテストLR概要と大前提
●テスト時間はトータル約120分
内訳:リスニング約45分+リーディング75分
●問題数はリスニング100問+リーディング100問
A.原則人間の集中力は2時間も持たない
B.集中力は徐々に徐々に体に擦り込むように高めていく
C.前日から体調のコンディションを作り上げる
筆記用具は自分にあった良品を使う
私は三菱のピュアモルトとPILOTのドクターグリップのシャープペンシルを使い分けています。どちらとも重めのシャープペンシルですが、軽い力で握れるため力を入れなくてもしっかりと握れます。TOEICは2時間という長い戦いなので、なるべくいい文房具を使用しています。ドクターグリップは私が大学生のときに購入したものでまだまだ現役です。これで英検もTOEICも危険物甲種も戦ってきました。
弘法筆を選ばずと言いますが、試験にはリズムがあり、値段の高い筆記用具にはもちろんそれ相応の理由があります。道具はいいものを永く大切に使うことがモチベーションの向上にも繋がりますからね。文房具屋さんでベストな一本を見つけてあげてください。
試験の始まる2-3時間前に糖分の多い食事を済ませる
TOEICテストは莫大なエネルギーを使うテストです。そのためあらかじめ糖分の多く吸収の良い食事が有効でしょう。ただし、消化するのもエネルギーが必要であり、食べた直後は眠くなります。そのためテストの3時間前に食べて血糖度を最適化してあげましょう。
好きな音楽をリピートして気分をコントロール
私はショパンのポロネーズ第6番をリピートし続けるようにしています。ポータブルオーディオプレーヤーはiPod nano 第7世代で音楽を再生しています。Appleが好きじゃない方やWindowsの方はSONYのウォークマン Aシリーズでも良いでしょう。
試験時間開始ぎりぎりまでテキストを読む
頭を英語モードに切り替えるためです。最後に読んだテキストの英単語が試験に出てきたことは一度や二度ではありません。最後まで諦めない。“Never give up”です。新TOEIC TEST 出る単特急 金のフレーズのように単語帳等の読みやすいものがベターです。
試験会場には30分以上前に到着
ウォームアップとして、その環境下にある程度の時間体を慣らす必要があります。公開TOEICの場合席が決まっていますので、席に座り落ち着いてから受験しましょう。
前日はたっぷり眠る
私は最低6時間寝ます。徹夜で勉強するぞ!と意気込むのも良いのですが、体をしっかりと休ませるのも勉強の1つです。早起きして軽く復習する程度にしています。
コーヒーや栄養ドリンクの使用は注意
眠気防止のためホットのブラックコーヒーを服用しています。コーヒーは夏場でもホットです。なぜなら体温を上げなきゃいけないからです。私は栄養ドリンクは酔うので飲まないようにしています。
注意点として、これらを短時間に摂取するとカフェイン過多で体調を崩したり、カフェイン酔いを起こすことがあります。また、利尿作用があるのも注意です。ほどほどに。
絶対お手洗いを試験前に済ませておく
リーディング試験中にお手洗いに行くことはできますが、原則なしです。ですが。テストでテンションを上げて緊張していると予期せぬコトに催す場合があります。リスクヘッジの面でも行っておきましょう。
前日はお酒を控える
適度なお酒はストレス解消には良いのです。これは、適量のお酒はドーパミンやセロトニンが分泌されるためです。ただし試験前はなるべく控えるべきです。
化学に携わった人間は全員知っていますが、お酒に含まれるアルコールは体内で有毒なアセトアルデヒド(二日酔いの原因)に分解され、その後カルボン酸の無害な酢酸へと変化します。
さて、この無害な酢酸に変化するまで体内でどれだけ時間がかかるでしょうか。体内のアルコール分解酵素の性能にも寄りますが、一般に12時間ほどかかるそうです。もちろん体の性能は一定でないため、テスト24時間前は飲まない方がベターです。
付き合いでどうしても呑まざるおえないときは、二日酔い防止のウコンを摂取し、麦茶を大量に飲んで血中のアルコール濃度を薄めて、寝る前にシャワーを浴びてください。これで翌朝だいぶマシになります。
あとがき
試験勉強も当然大切ですが、ベストコンディションを作るのも勉強の1つです。自分なりの集中術を作っておけば、他の試験にも応用できるのでここ1番のときに最高のパフォーマンスを引き出せるはずです。