どうもまきしです。Appleが「Apple Silicone」として、ARMベースの自社製のプロセッサーをMacに搭載すると発表しました。
とはいえ、中古市場を含めればまだまだしばらくはIntelベースのMacが主流となることは必至。個人的にはAMDもIntelも使ってきたけど、やっぱIntelのプロセッサーが今の所無難で好きです。
さて、今回はMacに搭載されているIntel Coreシリーズの世代ごとのコードネームとプロセスルールについてまとめてみます。プロセスルールとはなんぞやって方は下記関連記事を読んでみてください。
プロセスルールとはなんぞや?
ぶっちゃけると、プロセスルールは回路の配線の幅です。小さいほどシリコンウェハーに配置できる半導体の量が増えるためプロセッサーのパワーが増えるし、使う電気の量も減るので省電力化と排熱の面でも有利になります。
2020年7月のプロセスルールのトピック
日経の記事ですが、大日本印刷は5ナノメートルのフォトマスクプロセスの開発に成功したと報道しました。5nmって半端ないですよこれ。
https://active.nikkeibp.co.jp/atcl/r/19/RSP537476_10072020/?n_cid=nbpnxt_pgmn
Intelの最新の第10世代のIceLakeが10nmですからそのさらに半分のプロセスルールです。5Gや、8K撮影・再生をスマホに実装するとなると当然プロセスルールがより微細なものが求められますので今後の需要を見据えた開発だと思われます。
10世代までのIntel Coreシリーズのコードネームとプロセスルール
下記に10世代までのIntel Coreシリーズのコードネームと、プロセスルールをまとめてみました。「第X世代、コードネーム、プロセスルール」の順で並べています。
- 第1世代 Nehalem 45nm
- 第2世代 Sandy Bridge 32nm
- 第3世代 Ivy Bridge 22nm
- 第4世代 Haswell 22nm
- 第5世代 Broadwell 14nm
- 第6世代 Skylake 14nm
- 第7世代 Kaby Lake 14nm
- 第8世代 Coffee Lake 14nm
- 第9世代 Coffee Lake Refresh 14nm
- 第10世代 Ice Lake 10nm
現在手に入る最新のプロセッサーはIce Lakeの10nmと初期のNehalemの45nmと比較してこの10年近くで35nmも量産レベルでシュリンクしています。
それだけ半導体の技術が日々日進月歩で成長していることの証拠でしょう。IntelもQualcommと同様、10nm未満のプロセスルールでCPUを製造することを期待してしまいます。