先月購入したMacBookの Early 2016のレビューを書きたいと思います。外出先で快適にMacを使うことを目的に購入し、休日にカフェなどに持ちだして記事作成などの作業に使っています。
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8月のWebの記事はほとんどMacBookからのエントリーとなっているほど気に入っており、休日の相棒として活躍しています。今回は1ヶ月使ったMacBook Early 2016のレビューを書きたいと思います。
私が入手したモデルは店頭販売されているCore m3/256GBをベースにCTOにてCore m7のCPUにアップグレード しています。以下にハードウェアのスペックを載せておきます。
Core m7にアップグレードした理由としては、3年以上メインのモバイルデバイスとして利用するつもりだったのでなるべく永く快適に使いたかったことと、決して安い買い物ではないので、購入した後に後悔したくなかったためです。
コンパクトかつ軽量で、持ち運びに快適なデザイン
本体は920gというMacBookシリーズ最軽量 となっており、持った感触は金属ボディでずっしりしていますが、とっても軽い不思議な感じです。15インチのMacBook Proと並べてみましたが、一回り小さいく 非常にコンパクトサイズに仕上げています。
また、本体の薄さに驚愕します。これが本当にパソコンなの!?と驚くほど薄いボディです。比較としてMacBook ProとMacBookを並べてみるとその差は歴然としています。
さらに比較するためiPad Air 2と並べてみました。こちらの方が薄さに関してはわかりやすいと思います。 iPadの方が薄いもののかなりいい勝負です。このサイズゆえにかばんへの出し入れがしやすいのも大きなポイントです。
背面の林檎マークは従来の液晶のバックライトで白く光るものではなく、現在のiPhoneのようにリンゴ型の銀色になっています。少しでも薄くするためと強度向上のためと思いますが、私としては白く光るかCTOで選べても良かったかなと。
実用時間6時間のバッテリー
この1ヶ月、自宅はもちろん、カフェや車内、実家、新幹線の中など様々な場所に持ちだして使いました。アプリはSafariとTweetbot、Evernote、iTunes、Mailを常に起動し、たまにPhotoshopやMarsEditやMicrosoft Office等を起動しています。
この環境でバッテリーの実用時間は 7時間くらいは持ちます。私は使用中バッテリー駆動で使用し、バッテリーが減ってきたら充電するスタイルで使用しています。写真のようにUSB-Cで充電できるのが特徴です。USB-Cはリバーシブルなのもポイント。
USB-Cのコネクタで充電できるので、 サードパーティー製の電源アダプターやケーブルを充電デバイスとして利用できることもメリットです。USB-Cが1つしかないので、USB-AやLightningコネクタ、HDMI等を使用するにはアダプターが必要となります。
高精細なRetinaディスプレイ
MacBookのメリットとしてはiPhoneやPad、MacBook Pro Retinaなどと同様 Retinaディスプレイ(Screen resolution:2304×1440)を搭載していることにあります。
普段愛用しているMacBook Pro 15-inchと同等品質の表示で、文字の滑らかさや写真の綺麗さはとっても素晴らしいです。写真を外出先で確認したり、文字を見続ける作業が楽しくなります。表示領域も最大1440×900までスケーリング できるのがRetinaディスプレイの利点でもあり、好みの作業領域を選べます。
実用に問題のないプロセッサーパワー
MacBook Early 2016はSkylake世代の1.3GHz Core m7プロセッサー(2コア4スレッド)を搭載し、8GB 1866MHz LPDDR3を搭載しています。ベンチマークはこちらの記事を参考にしましたが、MacBook Air 13インチEarly 2015に迫る性能の様です。
SafariやEvernoteでしたらサクサクと動作し、iPhoneの12Mの写真程度の画像であればPhotoshop CS6の動作も特に問題ないです。もちろんOS X El Capitanで使用しているので、Photoshop CS6とIllustrator CS6はトラブル無く動作しております。
これにより私のメイン用途である外出先で文章の作成、画像の編集・加工などWebの記事を一貫生産できるのが嬉しいです。SSDの恩恵もあり、全体的に快適な動作でストレスは殆ど無く、軽い作業ならメインのMacとしても問題ないと思います。
動画編集などのヘビーな用途にはまだ使用していないのですが、そちらはMacBook Proに任せるとして、用途を絞ればかなり快適にパソコンとしての作業を外出先でフルでできます。
バタフライ構造による独特の打鍵感
MacBookは新構造のバタフライ構造のキーボードを採用しています。写真のように非常に薄く、キーの押し心地はかなり浅くなっています。初めは板を叩いているような感覚でしたが、数時間使うと慣れます。(MacBook-デザイン)
MacBookの水平方向に枠いっぱいの面積を持つキーボードとなっているので、予想外の場所にキーがあり、“tab”を入力しているつもりが、間違って“Q”を入力してしまうときもありましたが、これも慣れで解消しました。とても軽い力で入力できるので、結構気に入っています。
あとがき
外出先でガンガン使うために購入したMacBook。予想以上のパフォーマンスとOS Xの使いやすさで満足度の高いプロダクトとなっています。MacBook Airと比較すると高額な商品ですが、パワーはMacBook Air並と十分なので、通常の用途では困ることはありません。
圧倒的なコンパクトさでどこにでも持って行きたくなりますね。 Macを常に手元に置いておきたいユーザーには最高のプロダクトでしょう。
気になるファンレスの発熱に関しても、底面がほんのりあたたかくなる程度と、膝の上に乗せても安心して使えています。とても贅沢な製品ですが思い切って買って良かったです。これからも大切に使っていきたいと思います。