SHIMANOの人気のスピニングリール ‘15ツインパワー 2500HGS(ギア比6.0)をレビューします。今年の春に愛用していた01ステラFW2500Sが壊れてしまったので急遽購入しました。主に管理釣り場と渓流で使用しましたのでレビューを書きましょう。
番手として2500HGSを選択した理由としては、 #2500は4-5ldのフロロ、ナイロンラインが程よい量が巻けることと、飛距離UPの効果を狙っています。
ハイギアにした理由としては、私の釣り場では渓流で上流に対して完全にアップストリームとなるシチュエーションが多く、余裕をもってラインスラックを回収することと、巻き感度の向上が大きなポイントとなります。
まきしの釣り歴の紹介
私まきしは、小学生よりヤマメやイワナをターゲットとした渓流でのルアーフィッシングを楽しんできました。20年ほど渓流でのルアーフィッシングの経験があります。得意なのは7フィートのワールドシャウラ2701FF-2と20シマノツインパワー2500HGSを使ったロングキャスティングスタイルです。
スプーンのシェイキングとドリフト、ミノーのトゥイッチング、U-エフェクトが得意です。ヤマメだと1000匹くらいは生涯で釣り上げてきました。
渓流でのルアーフィッシングのベテランでしたが、2021年ごろ管理釣り場の面白さを再認識して現在はエリアフィッシングも熱中しています。
使用タックル
- ロッド: SHIMANO 18ワールドシャウラ2701FF-2
- リール: SHIMANO 20ツインバワー 2500HGS
- ライン: サンヨーナイロン GT-R ULTRA 5ld
- カスタム: SHIMANO 夢屋コルクノブ
質実剛健なデザイン
ステラが宝石のようにきらびやかで派手なデザインとすれば、ツインパワーは質実剛健というデザインに仕上がっています。ロゴが従来の“TWIN POWER”から“TP”に変更されており、ガンメタとシルバーの組み合わせはまさに「道具」という感じのシンプルなデザインに仕上がっています。実際ツインパワーはタフネスさを売りにしたモデルなので余計な飾りなく、よりシンプルにしたかったのでしょう。私はこのデザインは気に入っています。
自重240gだが持ち重りは少ない
Gフリーボディ搭載により、ウォームシャフトの位置が変更したことでロッドとの一体感は増しています。実際に使ってみて投げやすくなりました。6f 8inchのロッドとセットして、シングルハンドのバックハンドキャストもきちんとロッドを「振り切れる」のでステラFW2500sから自重が増してもとても快適に釣りが楽しめています。
マシンカットハンドル搭載で巻き心地は独特
今は下位モデルにも標準搭載となったマシンカットハンドルを搭載しており、折りたたみのハンドルからの乗り換えで、手元にくるリーリング感がやや気持ちダイレクトになったきもします。また、巻き心地はまずまずといった感じです。
シマノ独特の心地よい巻き心地ですがステラの軽快な巻きと比較するとやや硬めで独特な巻き心地ですね。これは実際に店頭で体験されることをおすすめします。もちろん実釣にはこれで十分です。
フロロカーボンライン使用でライントラブルは一切なし
ラインは4ldのフロロカーボンラインを使いました。結論から言えばステラFW2500sと比較して圧倒的にライントラブルがありません。ミノーのトゥイッチングをメインとする釣りや、超軽量スプーンをキャストするなどスラックの多い使用条件でも全くトラブル無しです。
これは写真のような独特のスプールエッジを持つシマノ ARCスプールの搭載と、 オシレーション比が最適化されたためだと思います。
ドラグ性能は十二分
管理釣り場で50センチオーバーのドナルドソントラウトをヒットさせて、強烈なファイトを楽しみましたが、欲しいときにスムーズにラインが出ていき、ラインブレイクの心配はありませんでした。
これだけドラグ性能が良いならもっと細い糸でも余裕でやり取りできると確信しています。強いて言うならドラグノブを触った感触がややチープな感じもしますが、実用では問題ありません。当時ステラFW2500sでもドラグ性能には感動しましたが、リールの進化をを感じてしまいますね。
あとがき
結論として基本性能が非常に高いタフなリール に仕上がっています。これで不満があるユーザーはもう選択肢がヴァンキッシュかフラッグシップのステラしかありません。
実売価格3万円台でここまで性能の高いスピニングリールですから品質を考えると、コスパの良いかなりおすすめできるリールです。今年からトラウトもベイトタックルメインで釣りをしているので、スピニングはハイエンドのステラではなくツインパワーを選択しましたがかなり気に入りました。このリールも10年以上使うつもりなのでこれからも大切に使っていきます。