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管理釣り場のルールで2センチ未満のルアーとフェザーは禁止にすべきと思う

釣りのジャンルの中でも管理釣り場は急速に近年伸びてきました。特にコロナ禍でアウトドアが流行した影響もあり、今後も流行の兆しを見せています。

さて、その中でも管理釣り場のルールに関しては多くの議論や話題を産んできました。特に村田基氏が提案する「シングルフックバーブレスは当然のこと、2センチ未満は禁止、さらにフェザーなども禁止」というのが結構有名です。

まあぶっちゃけるとこのルールを遵守しているのは鹿島槍さんなどの本当に一部のエリアだけですが。。今回は管理釣り場のルールについて考えていきます。

ワームはなぜ管理釣り場でダメなの?

ワームはバスだけでなくトラウトでも釣れます。だけど、ほぼ餌のアクションゆえ釣れすぎたり、キャストやファイト中に吹っ飛んでルアーが水中に残ってしまうリスクが高いです。

池がゴミだらけになることで釣り場の汚染が進みます。こんなのは当然使用禁止です。これは多くの方は想像に硬くないかと思います。

芦ノ湖などの一部のネイティブフィールドでも使用ができません。環境負荷が高いゆえ今後淘汰されるリスクがあります。

シングルフック、バーブレスはもはや当たり前になったんだけど。。

管理釣り場と言えば、2023年現在ほぼ100パーセントの場所でシングルフックかつバーブ(カエシ)が無いものが常識になりました。

まれにそれ以外の針を使用して問題ないところもありますが、リリースを前提とした管理釣り場の釣りでは魚にダメージの少ないシングルフックかつバーブレスは常識です。これで管理釣り場の魚はダメージが最小限ですみ、釣りのゲーム性も最大になります。

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残念なことを言いますが、いまだにトリプルフックやカエシのあるフックを使っている方が少数います。リリースのときに手間取るので、他のアングラーや釣り場のスタッフにバレてます。後ろめたいことをせずに楽しく釣りをしましょう。

あと明らかに初心者でトリプルフックを使ってはいけないことを知らない方もいるので、これはスタッフの方が優しく教えるべきです。これは釣り場側の問題でもありますよね。

ルアーフィッシングを格好良く魅力的に見せないと業界が終わる

ここが一番言いたいところなのですが、「ルアーフィッシングの楽しさ」はどう定義されるか皆さんお考えになったことはあるでしょうか?

私は20年以上ルアーフィッシングを通して言えるのが、ルアーフィッシングという釣り方が「他の釣りより圧倒的にスタイリッシュで、明らかに餌じゃないルアーで魚を騙して釣る釣り」なんですよ。そしてもちろんルアーフィッシングはスポーツなので、キャッチアンドリリースが前提です。

一言で言えば魚にも優しく、格好良い釣りでみんなに憧れる釣り方であって欲しいのが私の中のルアー像なんです。

それが足元にフライみたいなフェザージグや極小ルアーを落としてちょこちょこ誘ってたくさん釣れましたって。。それはルアーフィッシングの本来の楽しさと矛盾していると思いませんか?

スプーンやプラグと言ったルアーをバシっと遠くに飛ばして、魚のいるレンジにルアーを通して誘って釣り上げる。。これが本来のルアーフィッシングの楽しさの原点だと思っているからみんな長くやっているわけなんです。

別に禁止ルアーを使うなと言うわけではないです。釣り場のレギュレーションが許されれば問題ないでしょう。ただメインであってはいけない。

だって反則ルアーはほぼ餌に近いのでたくさん釣れるのですが、釣り方が餌みたいでつまらない釣りかたはってどんどん釣り場も荒れるし、人も飽きてしまう悪循環のループに入ってしまうわけ。

だから村田氏がこのままでは管理釣り場のがもはや衰退の一途を辿るバス釣りと同じく衰退していくと警鐘を鳴らしているわけです。

鹿島槍ガーデンをスタンダードにすべき

鹿島槍ガーデンさんが「ルアーフィッシング」としてすごく妥当なルールなんですよね。具体的には下記になります。下記引用文です。

・針(フック)は全て、かえし(バーブレス)の無いシングルフックのみ、トリプルフックは禁止です。
・使用できるのは、スプーン、スピナー、プラグでそれ以外は禁止です。
・フロントフック(ライン用アイへのフック装着)は禁止です。
・ルアーの大きさ、本体が2㎝(1円玉サイズ)以下の小さなルアーは禁止です。
・スプーン、スピナー、金属系ルアーの重さは5g台までです。
・プラグ系の重さは10g、ボディ本体の長さは12cm以下となります。
・ミノー等、2本以上フックが付いているルアーは1本を外してください。
(禁止事項ではありませんが、当池ではフック1本をお勧めしています。)
・スプーンやシンカー(ガン玉)を使ったトレーラー釣り(キャロライナリグ&スプリットショット等)は禁止です。
・ジグヘッドを使用したフェザージグは禁止です。
・スプーンの後ろにフライなど毛糸や糸を巻いたものも同様です。
・トルネード、スティック、ワーム、フェザージグ、ソフトルアー、ジョイクロなども禁止です。

引用元: http://kashimayari-garden.com/publics/index/25/

ルアーの大きさやワーム、フェザージグスティックルアーなど具体的なものに触れています。よくよく読むとこれ「当たり前のこと」なんですよ。毛鉤をルアーで使えばそりゃ釣れるはずだし、何より魚に飲まれちゃうので魚がなくなってしまうんですね。

鹿島槍さんの魚は大型が多いゆえ、魚の単価が高いのでこんな大きな魚を飲まれまくって亡くなってしまったら商売が成り立たないわけなんですよ。だから釣り場と魚を守るためにこれだけ細かく指示があるのは自然なことだと言えます。

フェザーフックや毛鉤のルアータックルでの使用禁止はなぜか。フライはなぜ許される?

フェザーフックや毛鉤はなぜルアーのタックルで禁止なのでしょうか。結論としては効率が良すぎるんです。フライと違って手返しもタックルのパワーもある、つまり効率の良い釣りかたはほぼ漁になってしまいます。

漁は魚を獲るためだけに特化しており、もはや釣りではありません。もちろん魚に飲まれる問題もあり、魚もダメージが大きいのでスマートな釣りでは無い。。と言うのが私の持論。

じゃあ逆になぜフライが良いか、許されている場合があるかと言えばフライタックルというマイナーすぎて、ほぼオワコン化しているのでやる人が少ない。それと釣り方の効率がルアーと比較してずっと低いゆえにそこまでルアータックルでやるほどマシ。と言った感じでしょうか。

余談ですが、フライでほとんど釣れていない釣り場はよほど魚が少ないとも言えます。これは間違い無いでしょう。フライはもともと毛鉤自体が小さいので、ここもあらためてルールの明示が必要でしょう。とは言え、繰り返しますが管理釣り場でフライの人は10人に1人程度なのでルアーでやられるほど影響は少ないだろうと言うことでしょうか。

帽子とサングラス(偏光グラス、眼鏡含む)を装着しない方の入場お断りも必要だ。

釣り道具の話だけでなく、帽子とサングラス(偏光グラス)を装着しない方の出禁も必要です。管理釣り場では多くの人が集まり、針のついたものを投げまくる釣り場です。

よってネイティブよりも人為的に危害を加えてしまうリスクが大きいです。頭と目といった怪我をすると危ない箇所は保護できる状態は必須でしょう。帽子とサングラス(またはメガネなど)の装着をしないお客様は出入りを制限は必要でしょう。

私のように過去に、管理釣り場で後ろをろくに確認しないフライマンに返し付きの針を頭に刺されて、病院送りになるよりはいいでしょう。

格好良く釣る、マナーやルールを守ることがルアーフィッシングという文化を守ることになる。

ルアーフィッシングは餌では無いルアーを使ってスタイリッシュに釣るスポーツであり、決して漁や餌釣りではありません。やはりマナーもよく、楽しく格好良く釣る人が増えればルアー自体のイメージもよくなると思います。

決してフェザーや極小ルアーがすべてダメと言うつもりはありません。しかし、ルアーフィッシングの本来の楽しさを考えると私はあまり使うのはどうかな。。と言うのが本音です。

管理釣り場はルールがあります。みんながルールを守ればこの文化は守っていけるはずです。

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まきし

2014年よりWebサイト「Apple Compass」を運営しています。 メーカーに勤めながら大好きなApple製品とルアーフィッシングを中心に記事を更新しています。レビューのご依頼や記事に関する質問はお問い合わせフォームまでお気軽に。 ※当ページのリンクには広告が含まれている場合があります。

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