どうもみなさんこんにちは。まきし(@Maxy_Ringo)です。今回の記事ではシマノのハイエンドロッドである18ワールドシャウラ2701FF-2のレビューを書いていきます。
結論から言えばスピニングでできるライトバーサタイルとしては最高のロッドです。これは断言できます。
このロッドは村田基氏がプロデュースするワールドシャウラシリーズのひとつです。シマノが持っているロッドの技術「スパイラルXコア」と「ハイパワーX」の技術(カーボンテープを並行上ではなく、X上に巻く)を採用しています。
さらにロッドグリップに「カーボンモノコックグリップ」を採用し、ロッドのねじれやブレを排除しながらも軽さと強度、感度を上げたハイエンドモデルとなっております。
私が所有している18ワールドシャウラ2701FF-2モデルは「ファインティップディスタンス」のライトバーサタイルモデルです。
まきしの釣り歴の紹介
私まきしは、小学生よりヤマメやイワナをターゲットとした渓流でのルアーフィッシングを楽しんできました。20年ほど渓流でのルアーフィッシングの経験があります。得意なのは7フィートのワールドシャウラ2701FF-2と20シマノツインパワー2500HGSを使ったロングキャスティングスタイルです。
スプーンのシェイキングとドリフト、ミノーのトゥイッチング、U-エフェクトが得意です。ヤマメだと1000匹くらいは生涯で釣り上げてきました。
渓流でのルアーフィッシングのベテランでしたが、2021年ごろ管理釣り場の面白さを再認識して現在はエリアフィッシングも熱中しています。
ワールドシャウラ 2701FF-2基本スペック
ワールドシャウラ2701FF-2の技術仕様によるスペックは下記になります。
■スパイラルXコア
■ハイパワーX
■レインボーチタンセラミックコート
■エアフェクトシートCI4+
■カーボンモノコックグリップ
■ワン&ハーフ設計
■ナノピッチ
■チタンフレームSiC ガイド
■トルザイトリング
■専用竿袋引用元: https://fish.shimano.com/ja-JP/product/rod/freestyle/worldshaura/a075f0000316qzcqae_m.html#Features
ロッドのスペックは下記になります。
■ロッド重量(g): 100
■適合ルアーウェイト(g): 4~14
■ジグウェイト(g): MAX 60
■適合ラインナイロン (lb): 4~10
4g-14gとなっているのですが、2gぐらいの軽いルアーも難なく投げられてしまうのでライトバーサタイルとして懐は非常に広いロッドと言えます。
トラウトからバス、シーバスなどのライトソルトまでなんでも使えるロッドとしての立ち位置が2701FF-2となっております。
前世代の2701FF-2と比較して大幅に軽量化されてロッド重量は100gとなりました。
2701FF-2のデザイン
ワールドシャウラといえば、ロッドのブランクスを赤色に塗っているのが特徴です。
ロッド本体に施されているレインボーチタンセラミックコートは、光に当たると虹色に輝くのでかなり派手なデザインです。釣り場ですぐにワールドシャウラとわかるものになっております。
また、ロッドエンドにはセパレートタイプのカーボンモノコックを採用しています。
このカーボンモノコックのグリップエンドがキャスト時に心地よいです。特にシングルハンドでの投げやすさが上がりました。
先代のコルクのグリップモデルと比較してもかなり軽量化されたおかげで、従来のワールドシャウラで若干あった持ち重り感が大幅に低減されています。
画像引用: https://fish.shimano.com/ja-JP/product/rod/freestyle/worldshaura/a075f0000316qzcqae_m.html#Specifications
2701FF-2の使用感
ここからは気になる使用感になります。今回はうらたんざわ渓流釣場でヤマメ、イワナ、ニジマスを狙いに行きました。ファーストフィッシュはニジマスをキャットして無事入魂できました。
結論としては、今まで20年使ってきたルアーロッドの中でも最高の使い勝手の良さを感じました。本当にいいです。このロッド。
現場では渓流を想定した3.5gのスプーンや、4センチ前後のシンキングミノーを使っていました。これらの軽量ルアーが気持ちよく遠投できます。
さらに、管理釣り場で使われる2g程度のスプーンもストレスなく遠投できました。
5g以上のルアーもストレスなく振り切れ、ロッドのブレが排除されたキャストがとにかく気持ち良いです。
続いてはテーパーについて語っていきます。このロッドのテーパーはFFのファストテーパーなのですが、少し特殊なテーパーだと感じました。
キャストやアクションはティップが柔らかくかなりシャキッとした先調子です。スプーニングもあたりをあまり弾くことなく食い込みも良いです。
バスの用途としては、例えばネコリグやジグヘッド、ノーシンカーのワーム、シャッドやミノーなどのハードルアー等幅広く使えそうです。
魚がかかるとロッドがきれいに曲がりレギュラー気味のテーパーになります。ファイト中は結構ロッドが曲がるので、魚のファイトが楽しめるのも良いです。
ワールドシャウラのバットはトラウトロッドで言えばMHくらいのパワーがあるので、60センチ以上の魚がかかっても余裕でしょう。
結論として、テーパーはティップがライトアクション、ベリーがミディアムライト、バットがミディアムヘビーくらいの感じでいいとこ取りのテーパーとなっています。
これはワンアンドハーフロッド構造とシマノのブランクスによって実現したものだと思います。
リールは15ツインパワーから買い替えて、20ツインパワー2500HGSを組み合わせています。2500番手くらいのリールだと手元に重心が集中することでキャストしやすくなる印象ですね。シングルハンドでサイドハンドもバックハンドも気持ちいいくらい低弾道でビシビシキャストが決まってとても気持ちいい釣りができました。
ちなみにトラウトで使用する際には、あたりを弾きにくいナイロンラインの使用がおすすめです。
ワールドシャウラ2701FF-2の総評
結論です。非常に良いロッドです。ロッドを振った感じはバスロッド独特の硬さがあるのですが、ロッドにルアーの重さを乗せやすくて投げやすく、トゥイッチングやシェイキングもファストテーパーなのでしやすいです。
また、1g台のルアーも普通に使える繊細さも持っています。実際夏の管理釣り場ではハイバースト1.3gを使って釣りが成立してしまいました。
魚がかかった後もよく曲がるので魚がバレにくく引きも楽しめる。しかもバットパワーは強靭で主導権は渡さない。。そんな理想のロッドです。
渓流や管理釣り場、バスのライトなルアーで何でも1本でこなしたい人にとっては100点満点のロッドだと思います。私自身はファストテーパーのロッドが大好きなので、バッチリハマりました。
シマノ18ワールドシャウラの2701FF-2は用途を含めてやや特殊なロッドなので、今後廃盤になるリスクもあります。そのため欲しい方は早めに入手すると吉ですね。