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ルアーロッドのグリップの種類(コルク、EVA、カーボン)とメリットを解説

どうもみなさんこんにちは。まきしです。今回の記事ではルアーロッドのグリップの種類と違いについて書きます。

ルアーロッドのグリップには2022年現在、主にコルク・EVAの2種類が存在します。メジャーなものとしてはコルクとEVAですのでまずこの2種類について説明をし、カーボンについてはおまけで書いていきます。

コルクグリップの特徴

コルクグリップは、植物のコルクを使ったグリップとなります。特徴としては持った時の印象が手に優しく、滑りにくいので高級感があります。コルクにはいくつかグレードがあり、価格に関しては一概に言えませんが基本的に高級素材です。

ハイエンドロッド ワールドシャウラ2701FF-2はコルクグリップ

デメリットとしてはコルク自体が汚れが目立ちやすいのと、原価が高いのでロッドの値段に反映されやすいです。ハイエンドロッドは見た目の高級感と使用感からコルクであることが多いです。

故にコルクグリップを採用している場合は良いロッドであることが多いです。ハイエンドでコルクグリップを装着していないと個人的にはがっかりします。

EVAグリップの特徴

EVAとはエチレン酢酸ビニル共重合樹脂、平たく言えば樹脂のひとつです。メリットは安いことただそれだけです。

デメリットとしては長期間使ってくると、白っぽくなってテカテカになりダサくなります。また、テカテカになると滑りやすくなるので扱いにくいです。

バスロッドでは、いまだに多くの製品に採用されていますがこれはバスロッドは一つのモデルで多くのバリエーション(ジグ専用、プラグ用など)を作るために、一つのモデルで多種なルアーに対応するためにユーザーに複数買って欲しい意図があります。

ゆえにいかに原価を抑えるかを考えます。そのためEVAとコルクを比較した結果、コルクグリップは原価が高く、採用できないパターンもあると考えられます。

バスロッドの場合、同じモデルでロッドを揃えて欲しいので各メーカーは以下に値段を抑えられるかを考えるので仕方ないでしょう。。

昔EVAグリップのバスロッドを使っていましたが、1年くらいで滑るようになり特に雨の日は最悪なのでEVAグリップは避けるようにしています。それ以後はEVA素材のロッドは一本も買っていません。

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カーボングリップの特徴

続いてカーボングリップです。カーボングリップはダイワのプレッソリミテッドシリーズや、シマノのエクスセンスシリーズなどに採用されています。

メリットとしては、コルクやEVAよりも軽くなります。デメリットとしてはコストが高いと言うことと、握り心地などの質感はコルクには負けます。あと万が一落下などで破損した場合、ささくれが非常に危険なので、使用できなくなります。

ちなみに「カーボングリップは感度が良い」と言う謎の理論があるようですが、感度とは本人が感じる情報のことなので数値化できませんので少し懐疑的です。つまり使用している本人の主観が大きいので、カーボングリップで感度が良いか悪いかは本人が決めることだからあまり間に受けないことを推奨します。

そもそもカーボングリップがずば抜けて感度が良いのならハイエンドロッドは全てカーボングリップになっているはずですが、そうなっていません。

グリップで感度が変わるわけがない

よく勘違いされる方がいるのですが、釣りの感度とはなんでしょうか?個人的に物凄く主観な世界でこの釣り竿は高感度!と言われてもあまり参考になりません。

例えばカメラなら高感度センサーをつけて暗いところでもストレスなく撮影できるロジックは納得できますが、釣りの感度は本人は水中の障害物や魚の当たりに気がつくかどうかと定義されるので、そうなると釣り竿だけでなくリールや糸、本人の集中力などもファクターとしてあるわけです。

つまり、竿のグリップだけでは感度が向上するとは私は考えておりません。

ロッドグリップはコルクグリップのものが無難

ではルアーロッドのグリップは何が良いかと言われれば、迷わずコルクグリップを推奨します。持った時の質感や見た目の高級感はコルクが良いです。

逆にEVAは見た目と使用感が劣化しやすいことから、私はあまり推奨していません。特にあのズルっと滑る感覚はヒヤヒヤするので実用性も低いのかなと思います。

もちろん釣りは個人の見た目の好みが1番なので、本人がこれ!っと気に入ったらそれで良いとも思っています。

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まきし

2014年よりWebサイト「Apple Compass」を運営しています。 メーカーに勤めながら大好きなApple製品とルアーフィッシングを中心に記事を更新しています。レビューのご依頼や記事に関する質問はお問い合わせフォームまでお気軽に。

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