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メルカリやAmazonで売っているパクリルアーの正体と使用に問題ないか?渓流ルアー歴20年の私が答えます。

どうもみなさんこんにちは。まきし(@Maxy_Ringo)です。

今回の記事では、Amazonやメルカリで販売されているパクリルアーに付いて解説します。その中で、最終的に使うか使わないかを含めて私の意見も申し上げていきます。

 

まきしの釣り歴の紹介

私まきしは、小学生よりヤマメやイワナをターゲットとした渓流でのルアーフィッシングを楽しんできました。20年ほど渓流でのルアーフィッシングの経験があります。得意なのは7フィートのワールドシャウラ2701FF-220シマノツインパワー2500HGSを使ったロングキャスティングスタイルです。

スプーンのシェイキングとドリフト、ミノーのトゥイッチング、U-エフェクトが得意です。ヤマメだと1000匹くらいは生涯で釣り上げてきました。

 

渓流でのルアーフィッシングのベテランでしたが、2021年ごろ管理釣り場の面白さを再認識して現在はエリアフィッシングも熱中しています。

 

パクリルアーとは?

Amazonやメルカリに売られている、5個セットの新品で1500円前後と破格の値段で販売されてるものです。大抵は国産メーカーのルアーのパクリルアーです。

商品の説明文を読むと「新品・未使用・シンキングミノー」とルアーの大きさと重さだけが説明文にあり、具体的なメーカーは書かれていないものになります。通常、Amazonやメルカリで販売されている正規品のルアーはメーカーとルアーの名称がセットになっています。

パクリルアーかどうかを見分けるにはそういったある程度の知識と、価格帯を知っていればパクリルアーをうっかり購入することはないでしょう。

 

パクリルアーの例その1: スミス D-インサイト

ココからは具体的なパクリルアーの一例をご紹介します。まず紹介するのはスミスのD-インサイトというヘビーシンキングミノーです。下記の画像は本物になります。

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D-インサイトは流行りのヘビーシンキングミノーの中でもスミスの名作ミノーのひとつです。続いてパクリルアーの写真を見ていきましょう。これが本当にそっくりにできています。

写真を並べると、本当にそっくりなことがわかります。パクリルアーはよくできていますね。。

 

パクリルアーの例その2: スミス D-コンパクト

続いて、スミスの大人気シンキングミノー、D-コンパクトのパクリルアーをご紹介します。まず紹介するのは正規品の画像です。下記の画像です。

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続いてパクリルアーの画像をご紹介します。これは。。そっくりにできていますね。。

続いて正規品のD-コンパクトとパクリルアーの比較画像を紹介。はい。ご覧の通りデザインも正規品によく似ていますね。。

 

パクリルアーがなぜ出回るのか

それではパクリルアーがなぜ日本市場に出回るのでしょうか。これは海外で激安で作られたものが、日本に輸入されて販売されているものなんです。

これがネット上で安くて大量にパクリルアーが新品で出回っていると考えられます。

いわゆるせどりビジネスで販売されているものが流通しているのがこの自体を引き起こしていると考えられています。

 

パクリルアーのメリット

ではパクリのメリットについて説明していきましょう。パクリルアーのメリットは安い。それだけです。

使えるシチュエーションとしては、根がかりが多いポイントや、キャスティングに自信がない方が木に引っ掛けてロストするのが気になる場合。

引っかかりそうな木のオーバーハング下にキャスティング練習をしたい場面くらいかと。

ぶっちゃれるとこれくらいしかメリットがありません。

 

パクリルアーのデメリットと私の考え方

パクリルアーのデメリットを解説していきましょう。まずは、品質が低い恐れがあることです。品質とは、飛距離の安定性、ルアーのアイやスプリットリング、針などのすべての面で使用するのが不安です。

泳ぎに関しても本物とは似ているかもしれませんが、同じとは限りませんしまっすぐ泳ぐかも怪しいです。。

正規品は泳ぎだけでなく耐久性も含めて品質を担夫して出荷しているからこそひとつ1500円ほどと高いし、その分長く持つのです。

で、ここから私が言いたいことなんですがこういった渓流向けのルアーってヤマメやイワナをターゲットにしたルアーです。渓流ルアーを経験したことのある人ならわかるかもしれませんが、渓流のルアーは基本的に一発勝負なんですね。

一発勝負というのは、ヤマメやイワナは非常に賢くて警戒心の強い魚ですから、1回投げて1回目は反応するけど2回目は反応しないなんてザラにあります。

そんなシチュエーションでまともに泳ぐかも怪しいルアーをキャストできますかって?という話になります。

正規品だったらきっちり泳いで釣れたかもしれない。でも、パクリルアーの泳ぎが不安定で見切られるかもしれません。

そんな一発勝負のシチュエーションを作るために朝早く起きて、車を運転して魚と真剣勝負をするのに大きな時間と労力を使ったにも関わらず「パクリルアーでいいのか?」と問いたくなります。私はここは否定します。そのため私はパクリルアーは使うことはまずないでしょう。

 

パクリルアーについてのあとがき

パクリルアーがあまりにも多いので、私の意見を書いてみました。結論から言えば使うのも購入するのも本人の自由ですし、せどりも悪いことではないです。

ただし、パクリルアーを作られたもとのメーカーはたまったものじゃないですよね?

それに正規品のルアーが売れなければどんどんルアーメーカーが淘汰されてしまうリスクがあります。だから私は釣り具メーカーを応援するための意味もあって正規品のみを使っています。

渓流でルアーをできるだけでも相当幸せなことです。釣果にも影響がある可能性があるのでルアーは正規品を買って楽しむことを強くおすすめいたします。

ちなみに今回の記事で取り上げたスミスのシンキングミノーのD-コンパクトは最高に釣れるミノーなのでおすすめです。私はこのルアーで尺ヤマメを釣り上げた実績があって、自信を持って勧められます。

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2014年よりWebサイト「Apple Compass」を運営しています。 メーカーに勤めながら大好きなApple製品とルアーフィッシングを中心に記事を更新しています。レビューのご依頼や記事に関する質問はお問い合わせフォームまでお気軽に。

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