Twitterのタイムラインでたまに目にするのが、macOS High Sierra 10.13にアップグレードしたMacがスリープから復帰できないことがあり、Macを強制再起動させるしかない場合があるようです。
私のMacBook Pro 15-inch Late 2013とMacBook 12-inch Early 2016は、現在macOS 10.13.1にアップグレードして2ヶ月使用しましたが、スリープに関するトラブルの現象は今のところ一切ありません。
スリープトラブルを解消する可能性がある設定
以前私のMBPをOS X Elcapitanで利用していたとき、スリープから復帰しない現象に頭を悩ませていて、頻度としては10回に8回くらいスリープのトラブルに頭を悩ませていました。
その際に色々と試してみて、結論としてはクラムシェルモードのバグっぽかったのでスリープをさせる前に外部ディスプレイとケーブルを外すことでスリープの問題を回避できました。
他にもMacのトラブルを回避できる方法があり、本エントリーで以下にまとめました。
セーフモードブート、SMCリセットおよびPRAMリセットを試す
関連記事: OS X El Capitanのスリープで不具合。Macのトラブルシューティングをご紹介します。
セーフモードブート
Macの電源を落としたあと、Shiftキーを押しながら電源ボタンを押し、Appleマークのプログレスバーが出現したらキーを離します。その後ログインすると、セーフモードとしてブートし、システムキャッシュ等を削除できます。その後、Macを再起動させてください。
SMCリセット
Macの電源を落としたあと、 shift+control+optionキーを押しながら電源キーを押して10秒程度保持します。その後Macを起動させます。
PRAMリセット
Macの電源を落としたあと、P+R+Command+optionを押しながら電源キーを押してMacを起動させます。起動音が2回なるまでキーを押し続けてください。
ワイヤレス受信によるスリープ解除を止める
MacがWi-FiとBluetoothを受信した際、自動的にスリープから復帰する機能がデフォルトではONになっています。
自動的にフリープ復帰>再スリープに失敗している場合があります。これをオフにしてみましょう。
関連記事: Macがスリープ中勝手に再起動するので設定を見直してみました。
クラムシェルモードのバグを疑う
マルチディスプレイをMacで構築しているとき、HDMI等でケーブルを接続したままスリープさせるとスリープから復帰しない場合が私の環境(10.11)でありました。
面倒でもスリープ前に、外部ディスプレイのケーブルを外すことを推奨します。
*iMac 5K 2017モデルは今のところHDMIケーブルを接続したままですが、スリープに問題ありません。
macOSのクリーンインストール
ほぼ最終手段ですが、macOSをクリーンインストールすることで問題が解消される場合があります。
私の場合、2台のMacともにクリーンインストールした上で、全てのアプリケーションやファイルをインストールし直しました。これにより、完全にクリーンな環境でMacを利用しています。クリーンインストールは慣れると復旧も楽なので、面倒でもトライする価値はあります。
関連記事: 【保存版】macOS High Sierra (OS X)のクリーンインストール方法とその準備
Time MachineからElcapitanやSierraにダウングレード
以上でも解消されない場合は、トラブルが無かった頃のOS X 10.11やmacOS 10.12にダウングレードすることも手段のひとつです。完成度が上がったころにmacOS 10.13に戻してもいいですし、次の世代のmacOS 10.14 (?)を待つのも十分有りです。