どうもみなさんこんにちは。まきしです。
今回の記事はトラウトのルアーフィッシングの記事です。テーマは「渓流ルアーで必要なルアーとアクション」についてです。
対象としては初心者の方が自然渓流でルアーフィッシングを始められる方に向けて記事を書きたいと思います。
本記事は3部構成になります。第1部はタックル(ロッド、リール、ライン)、第2部はルアー、第3部は魚が渓流のどこにいるのかについて解説していきます。
第1部は渓流のタックル(ロッド、リール、ライン、偏光グラス、ウェーダー)について語りました。本エントリーでは実際にどんなルアーを使えば良いのか。どう使えばよいのかを解説していきたいと思います。
本エントリーでわかること:
今回の第2部では、渓流のトラウトルアーフィッシングで、おすすめのルアー(ミノー、スプーン、スピナー、バイブレーション、リップレスミノー、トップウォーター、メタルジグ)の使い方と考え方がわかるようになります!
まきしの釣り歴の紹介
私まきしは、小学生よりヤマメやイワナをターゲットとした渓流でのルアーフィッシングを楽しんできました。20年ほど渓流でのルアーフィッシングの経験があります。得意なのは7フィートのワールドシャウラ2701FF-2と20シマノツインパワー2500HGSを使ったロングキャスティングスタイルです。
スプーンのシェイキングとドリフト、ミノーのトゥイッチング、U-エフェクトが得意です。ヤマメだと1000匹くらいは生涯で釣り上げてきました。
渓流でのルアーフィッシングのベテランでしたが、2021年ごろ管理釣り場の面白さを再認識して現在はエリアフィッシングも熱中しています。
使用タックル
- ロッド: SHIMANO 18ワールドシャウラ2701FF-2
- リール: SHIMANO 20ツインバワー 2500HGS
- ライン: サンヨーナイロン GT-R ULTRA 5ld
- カスタム: SHIMANO 夢屋コルクノブ
ミノープラグ
現代の渓流のルアーのメインは、ミノープラグと言っても過言ではありません。渓流ではマストでしょう。ミノープラグは小魚を模したデザインのルアーで、動きも小魚をイミテーションした動きです。基本的に巻けば潜ります。
渓流で使用されるミノープラグは最近の主流だとシンキングタイプ(水に沈む)がメインです。ミノープラグには下記の3タイプに分類されます。
- フローティング: 浮く
- サスペンド: 漂う
- シンキング: 沈む
それぞれ特徴を生かした釣りが必要で、例えばアップストリームでは飛距離の出るシンキングタイプ、ダウンストリームでは流して誘えるフローティングタイプが適しています。
フローティングタイプは一般に軽いので、飛距離が出にくくシンキングタイプはダウンストリームでは水の抵抗を受けすぎるため不必要に浮き上がってしまったり泳がなかったりします。※ただしザウルスのスーパーシンキングのように超ヘビーなシンキングタイプではダウンストリームでも浮き上がらないこともあります。
サスペンドタイプはアップストリームでも、ダウンストリームでも使えますがどちらで使っても良いです。
ミノープラグの使い方としては、主に下記の5種類があります。
- シェイキング・・・ロッドを小刻みに揺らしてミノーをひらひら動かせるアクション、ゆっくり一点で誘いたいときに便利
- トゥイッチング・・・ロッドを鋭く短くあおって、ラインスラックを使って平打ちさせるアクション、高活性時期に強力にアピールできます。
- ジャーキング・・・トゥイッチングよりも長くロッドを移動させてミノーをアクション、トゥイッチングよりも長い距離でミノーを動かし強烈にアピールさせるアクション、これも高活性時期に有効だが小型のミノーでやると水面から飛び出すこともあるのでロングビルミノーが有効
- ただ引き・・・ロッドアクションをさせずにリールを巻くだけでアクションさせる
- ストップアンドゴー・・・リールを巻いたり止めたりを繰り返す方法で低活性時期に食わすタイミングを作るのに有効。
実際にこれらを色々試してみてどのタイプのルアーが釣れるか、どの釣り方が釣れるかということを現場で試してみてください。そうすると自分にとってどれがあっているかが少しずつ分かってきます。
これは習うより慣れろの方が強いですね。
スプーン
スプーンはアルミなどの金属片を曲げたり変形させて、巻いたときにひらひらと動くように加工されたルアーです。最も原始的なルアーですが、奥が深いルアーです。
渓流のトラウトルアーフィッシングはミノーが非常に人気があります。理由としてはただ巻くだけで簡単に釣れるからです。ところがこのスプーンは使いこなすのに少しテクニックが要ります。
スプーンはただ巻くだけでは、ニジマスには有効です。ですがイワナやヤマメといったトリッキーなアクションが好みです。そのためある程度工夫が必要です。
スプーンには以下のテクニックがあります。
- シェイキング・・・ロッドを軽くシェイキングして、スプーンをひらひらさせて誘う
- トゥイッチング・・・ロッドを鋭く煽って、スプーンをダートさせて上石区誘う
- リフトアンドフォール・・・ロッドを上方向に煽ってルアーを水面方向に移動させ、その後ロッドをモッドを水平方向に戻しラインスラック分スプーンー沈ませるテクニック
スプーンの主な使い方は、ロングキャストを生かしてロッドを立て気味にしたシャローの釣り、滝壺や落ち込みなどでのリフトアンドフォール、ダウンストリームでロッドを立てながらゆっくりと巻くなど使い方は様々です。
アップストリームの釣りでは、流れの速さに対してリールの巻く速度をしっかりと調整しないときちんと泳いでくれません。そのためスプーンの釣りは渓流では意外と難易度が高いのです。
そのため渓流ルアーを本当に極めたい方は、適当に巻いても釣れるミノーではなくまずはスプーンで「川の流れに対してのリールを巻く感覚とスピード」を身につけることをおすすめします。
スピナー
スピナーもスプーンと同様原始的なルアーですが、アクションはまったく違います。このルアーのアクションはブレードが回ってブレードの光の反射と音で誘うルアーです。
スピナーの使い方はとても簡単です。遠投して、カウントダウンをとってゆっくり巻くだけです。スピナーはゆっくり巻いてもブレードが回ってきっちりとアピールしてくれるので使いやすいです。
渓流でのシチュエーションは浅いチャラ瀬や、浅い瀬が連続するエリアでスプーンやミノーでは根がかってしまうようなところの使用に適しています。また、人気河川ではミノーやスプーンにスレきってしまっているところでも効果を発揮します。
バイブレーション
渓流でバイブレーション?という方もいるでしょう。しかし、バスフィッシングではバイブレーションはなくてはならない存在ですしもちろんトラウトも釣れます。
引用: Amazon
バイブレーションの主な強みは、飛距離が出て沈降スピードが速くて広範囲に強いアピールできること。プラスチックタイプと金属タイプがあり、管理釣り場でも使いやすいです。
シチュエーションとしては、中流域で通常のスプーンやミノーでは探りきれない場所、飛距離が必要な堰堤、推進が2メーター以上ある深場などの大場所がメインです。トラウトで使用することを想定するとサイズとしては5センチ前後までが良いでしょう。
使い方はただ引きでも良いですが、リフトアンドフォールで誘っていくのが基本です。ロッドワーク中心となりリールはラインスラックを巻く程度か良いです。ちなみにバスフィッシングでは私がクランクの次に大好きなルアーです。
リップレスミノー
リップレスミノーも多様なものがあるのですが、今人気があるのはスミスのボトムノックスイマーのようなルアーでしょう。
引用: Amazon
このルアーは未ノートもバイプレーションとも違うアクションが持ち味です。ロッドを細かくシェイクすることでボトムをキープしたまま魚に細かくアピールできます。ルアーの移動距離が少ないので、ちょっとした落ち込みなどの局所的に魚を誘うのに適しています。
アクションにやや癖があるカテゴリーなので、まずは手前でアクションを目で見て確認しながら使うことを推奨します。
トップウォーター
トラウトにトップウォーター?という方もいますが、もちろん有効です。トップウォーターは2種類タイプが有り、マッチザベイトでセミなどのエサに模したルアーでナチュラルに誘うか、ペンシルベイトなどロッドアクションでドッグウォークさせるかです。
夏など、虫の動きが活発の時期で魚が上を向いているときに非常に効果的なので1個は持っておくと良いです。
メタルジグ
メタルジグは非常に局所的な使い方となりますが、これも1個は持っておくと良いです。例えば5メーターを超える超深場を効率よく攻めたいときに有効です。スプーンやバイプレーションでも落とし込めないポイントで、リフトアンドフォールで激しくアピールさせると吉です。
根がかりやすいため、フックに関してはスイミングフックに交換しておきましょう。
あとがき
今回は渓流で使うルアーについて解説させていただきました。これらを一通り持っていれば日本の渓流で釣りを楽しむことができるはずです。あとは実際にどんな場所で使えばよいかは実際に使ってみてください。
ルアーというものは、経験値を積むことでどんどん釣れるようになってきます。どんどん釣り場でいろんなものを使って魚を釣る経験を積むことがルアーを使いこなせる用になります。ぜひ本記事を参考にして渓流へ行ってみてください。